キリスト教に関して、不思議に思うことがあります。
東京都内には、たくさんのミッション系の大学があり、関西圏にもいろいろあると聞いています。

日本全国で考えたら、かなりの数でしょう。

江戸幕府が崩壊し、明治政府になって、キリスト教が解禁されてから大分経ちます。150年以上でしょう。

その間、かなりのキリスト教の宣教活動が行われたわけです。

教会をつくったり、大学を設けたり、いろいろしたわけです。
ですが、その多大な予算と人力をかけた割には、結果が出てないように感じます。

日本国内のキリスト教徒の割合は、1%だという統計があるようです。
文化的に近い韓国では、キリスト教徒は、30%だと聞いたことがあります。

1%と30%は、かなり違います。

クリスマスの時期になると街には、クリスマスソングが鳴り響き、各家庭ではクリスマスケーキを買います。

他にもイースターやハロウィーンなどの行事がありますが、キリスト教に関係したものでしょう。

こんなにキリスト教が身近なのに、たった1%です。

正月には、神社に初詣に行き、葬式は仏式で行い、クリスマスには、クリスマスケーキを食べる。

絶対唯一の神しか信じない一神教の国の人から見たら、大多数の日本人は信じられないような価値観を持った人たちかもしれないでしょう。

週に1回旧約聖書の授業を受けながら、そんなことを考えています。

旧約聖書の授業は、7月で終わりますが、それまでに1%しかキリスト教徒がいない理由の答えが出るか、どうかわかりません。

先生に聞いてみようかとも思いましたが、何だか怖いような気がして、キリスト教徒の先生にそのことを聞く勇気もありません。

でも、各地で起きている紛争の原因の一つに、宗教があるのをみるとこんな多神教の国に生きていることを幸せに思わないといけないかもしれないですね。