時には犯罪に手を染め、又、薬物に手を出しては人の道から外れていった様であるが、いかんせん、小心者の故、数日の勾留を繰り返す程度であったらしい。

そんな折、仕事をする事が面倒となった彼は、生活保護を受ける事を思い付き、福祉課の職員を半ば恫喝しながらから生活保護の認可を得る。

その後、職を探す事もなく、ふらふらと近所の深夜スーパーを徘徊しては限られた生活保護費に不満を覚え、突然閃いた如く宗教に活路を見出したのであった。