五濁 仏教用語。 濁とは濁(にご)り、穢(けが)れのこと。
 五つの穢れとは、劫濁、見濁、煩悩濁、衆生濁、命濁をいう。
この基本的な教えが信仰組織を通してゆがめられていく。その結果がこんな文章になる。
 五濁 仏教の世界観を表わす用語。
 世界の存続期間中,世の中のけがれゆくさまを5つに分類したもの。
 まず人間の寿命が短くなり (寿濁) ,時代的な環境が腐敗し (劫濁) ,煩悩が盛んとなり (煩悩濁)、
思想が混乱をきたし (見濁) ,人間の肉体,精神とも貧相,無気力になる (有情濁) という5つの段階を経て世の中が衰微すると考えられた。
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 心の汚れを取りなさいという教えが、「汚れをとらないと不幸になるぞ」「世は滅ぶぞ」と、
脅して、信者を頼らせるけれど、その因果関係は解明されずあいまいで、信仰組織は逆に人を惑わした。
 ダメである。