解説する
未来のことになるが、この時私は神に、二千年後に生まれるイブの様子を教えられていた
そして、その映像を繰り返し見て頭にたたき込んでから、
この十字無垢な矛盾した、はりつけにあったようなデフレにあったような、訳のわからぬ態様の黙示録を構築し、誰にもわからぬようにし、
クリスマスの苦しみますプレゼントみたいにして、ヨハネに降ろした
そうして、ギャランティーを得る俳優のようにして、封切り映画のあらすじを先に知っている特権を活用するようにして、
何も知らぬヨハネに有無を言わさず十字架をかつがせるようにして、無理やりエヴァンゲリオンみたいにして謎の文句をひらめかせた

この時の私は、こうだ
未来にキリストの妹のイブは、魂の錬成を重ね、ついには丹田が熱の余り煮えたぎる 
(だから、私はしきりに黙示録の中で熱い物を並べ立てた 
冷たいものや、洪水や爆発なんて、描写にないだろう それは、魂の錬成に、何の関係もないからだ 比喩にならない)
…そうして突然、ぱっと事態は変わる
イブの丹田内の愛の気が、原初の薄い琥珀色のゆったりとした液状に、変わるのだ
そして、それは丹田からあふれて、彼女の幽体の全身に行き渡る
これが、一応の最終変化だった