『彼(御使い)は、開かれた小さな巻物を手に持っていた。そして、右足を海の上に、左足を地の上に踏みおろして、獅子が吠えるように大声で叫んだ。
彼が叫ぶと、7つの雷がおのおのその声を発した。
…❲ヨハネがその声を書き留めようとすると、❳ 天から声があって
「7つの雷の語ったことを封印せよ。それを書き留めるな。」』

これはどういうことか
まず、イブの丹田はかなりの高温でやけどしそうだった
何回もの錬成を経て、これ以上ない位の熱さだった
気のエッセンスは煮詰められて純化し、変化し、またよりレベルの高い湯気となり…を繰り返し、更に高温になった時、どうなるのか
突然、大変化が起きたのだ
それは、後で語るとしてこの時7つの雷(=御使いの声)は、何を語ったのか
今、明かそう

「今いまし神よ、私の願いを聞きたまえ 見届けたまえ
銃士のごとき妹よ、吠えたまえ 我が傍らに、来たまえ
しこうして、受け皿となり、神を入れたまえ
後の世に限りなくみ魂を振るために
祝いたまえ、とこしえに  安らぎたまえ、命の限り
見たまえ、私と妹の術(すべ)を  聞かしたまえ み仏と霊との祝いを
これにて終わる、アァメン、」
この七行詩を、私(=御使い)はヨハネの前で感極まって叫んだ、というかテレパシーで彼に秘かに伝えた
しかし、それは決して遠くから見ているサタン達に聞かしてはならず、後の世に伝えるべきものでもなかった
奥義が含まれていたからだ
私の妹が、今にやって来て、この世を変える手助けをする、その事は決して誰にも知られてはならない秘中の秘だったから、
言ってしまった私は、即座に聞き手のヨハネに口止めをした
…そうして、「天から降りてきた御使いがしゃべったが、7つの雷の声だけは封じた」と言い換えて書かせたのだ