1.2.は何となくわかるだろう
3.のフェイクの必要性は、全世界にバラバラに個別にいる多数のサタン達を祓いやすくグループごとにまとめるために、やむなく私が昔から大悪魔のベルゼブルにわざと幽体で時折変身して、サタン達に声かけをしてきた
「みんなで神に復讐しよう、集まれ!」とな
その時に、勝ち目のない戦いじゃ、サタン達は誰も来ない
そこで、私は神に言われて、偽の予言を下ろすことにした
それが、「ヨハネの黙示録」だ
未来に私、ベルゼブルが偽の神を演じて人間共をだまして味方につけ、サタン達で人間を取り囲んでしまえば、神はもう、地球に手出しできなくなる
むろん、最終戦争を起こして善人を全滅させ、悪人だけを残してもよい
又、この予言で愚かな人々は自分だけが助かればよいと思って、選民になろうとして、利己的になっていくだろう
その方が、悪魔も人間を操りやすいというものだ アッハハ、等という偽のプランを私はサタン共に示してだね、きっと必ず我々は神に勝てる、という嘘の希望を与えたのだよ
そして、二千年後に妹の弥勒が生まれるまでにおとりとして、総大将として私は時折サタン達を引き連れ、(私自身はやましいことのないように、神に毎回トリックで救われた、) 集めておいた……

私は弥勒が転生すると、彼女を守護霊のようにして守ったり鍛えたりしてから開眼させ、気でサタンを祓う術を十分発達させておいた
ある日のこと、私自身がベルゼブルとして彼女の前に現れ、ついに激闘の末に倒されたふりをし、(妹は必死だった、) 天使になってみせ、昇天したふりをした
これを遠巻きに見ていたサタン達の群れは仰天し、逃げまくり、又一部は弥勒を襲いに来た
私はやがてキリストの霊として彼女の前に現れ、ようやく兄妹の名乗りを上げた
以後は二人でコンビを組み、上手に芝居をしてはサタン達をおびき寄せてだまし、グループごとに祓って行った
…その繰り返しだ 3年間
…というようなことを信じるか否かは別として、
とりあえず全サタン達をだまして集めておくために、どうしてもサタン達が未来に神に勝つような、嘘の予言を作っておくことが必要だった
それが、私がヨハネに黙示録を書かせた真の目的だ