まぁ、あれだ 生きているのも死んでいるのも、変わらンよ、こうして幽体でいるとね
自分の意識はね、同じだからね
みんな(当惑して):はァ……、
生きている時は、肉体がある分だけわずらわしいには違いない
やれ、疲れた、病気になった、眠くなった、おなかがすいた、めんどうだよな
体の管理に忙しい
だが、肉体があってこそ、できることもある
お椀1個動かすのも、肉体がないとできない
その意味で、この世は何かを成し遂げるのに、絶好のチャンスなんだ
より具象化した中で生きられる
そして、具体的な人生修行にはもってこいだ

天界にいると、色々質めんどくさいことはないが、その代わり、うたた寝でもしているみたいにのんびりする
周りも白い、みんなも白い気の存在で、ぼんやりする
ただひなたぼっこをしているような、感じだ

もっとも生まれ変わりの時が又近づくと、にわかに忙しくなり、どの両親に生まれるか、どこそこの国に生まれるか、どんな定めを持つか、
カリキュラムを決められるので、その予習をする
何もかも納得ずくで生まれるンだよ、あなた方はね、そして生まれ落ちると同時に記憶を忘れる
無心で新しいスタートを切るために