次のように書いてあります、

「義人はいない、ひとりもいない。

悟りのある人はいない、

神を求める人はいない。

すべての人は迷い出て、

ことごとく無益なものになっている。

善を行う者はいない、

ひとりもいない。

彼らののどは、開いた墓であり、

彼らは、その舌で人を欺き、

彼らのくちびるには、まむしの毒があり、

彼らの口は、のろいと

苦い言葉とで満ちている。

彼らの足は、血を流すのに速く、

彼らの道には、破壊と悲惨とがある。

そして、彼らは平和の道を知らない。

彼らの目の前には、

神に対する恐れがない」。

さて、わたしたちが知っているように、

すべて律法の言うところは、

律法のもとにある者たちに対して

語られています。

それは、すべての口がふさがれ、

全世界が神のさばきに服するためです。


なぜなら、律法を行うことによっては、

すべての人間は

神の前に義とせられないからです。

律法によっては、

罪の自覚が生じるのみです。