「今日はじめて来た男性客」を女二人が奪い合えるのが便宜裁量であり、
男性の自尊心を満たさなければならないのは法規裁量(一見さんお断り)と
なんら変わりはない。
経営の「コンセプト」(人気)は「ノンケ」を狙うべきだとされ、はじめてきた男性客の
自尊心を満たせばあっという間に「人々に知られた喫茶店」になる。
このへんはスターバックスもエクセルシオールも理解しているものと思われる。
「経営戦争」においては「はじめて来た男性客」を立てるのは基本であり、
「一見さんお断り」との違いや強さが喫茶店にはある。
この国は中国ではない。
国営企業のない「自然淘汰の国」なのだ。
一見さんお断りならば「女性優位」になるが、喫茶店ならば「はじめて来た男」
を立てなければならない。
男の「欲望」をうまく利用しなければお金にならないのは「一見さんお断り」
の店でも、喫茶店でも同じなのだ。