「幸福の科学」の大川隆法総裁は、他人になり切って好き勝手に喋る「霊言」と「映画製作」が十八番。現在、出家した女優、
千眼美子(せんげんよしこ)こと清水富美加(24)の出家後初主演作となる映画が公開されている。劇場は、ほぼ満員状態なのだが、やはり、そこにはカラクリがあるという。

当然、主に信者向けの映画ではあるため、幸福の科学にはチケット購入のノルマがあったという。

 元信者によると、

「名簿上、300人くらいが所属する支部を例にとると、支部長はだいたい3千万円分のチケットを捌くことを本部から要求されます。
でも、それはプレッシャーをかける目的で、実質的なノルマはその半分。そこで、もし1千万円をクリアできないと、支部長は左遷される可能性があります」

 そのため、支部長は所属の信者に必死の売り込みを図るという。

「個人で1千万円以上のチケットを購入すると、教団内で“大黒天”として扱われます。大量のチケットを抱えた信者は、
同じ劇場で、繰り返し繰り返し映画を鑑賞し続ける。その鑑賞法は、“グルグル回転菩薩”と呼ばれています。
最初は、信心深く手を合わせてスクリーンを向いていても、だんだんと飽きてきて、大抵はウトウトしてしまいますけどね」(同)

宗教ジャーナリストの藤倉善郎氏が解説する
一方的に信者は映画チケットを抱え込むハメになるのだ。

「週刊新潮」2019年3月7日号 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190308-00557816-shincho-ent