私は青い空を見上げ、それがだんだん曇ってゆくのを悟りました
…私の命と同じように
…私は吊るされ、手首は痛く、だんだんと感覚が薄れてゆきました
又、背中には激痛が走り、うめいたのですが次第に楽になりました
足はもちろんのこと、痛いのですがそれも又、時と共に薄れてゆきました
…どれ位の時が経ったのでしょう
炎天下ではありませんが、飲み水が欲しく、私の両隣でわめいていた罪人達も、ぐったりしているようでした
足元に、ヨハネと母マリアと、他のしもべが見えました
私は、ほほえんでみたのです わかったかどうか知れませんが
私は述べた通り、痛みの感覚を喪失しつつありました