いずれにせよ、世論が沸騰した時に「別の世界に連れて行く」ことができる力量が君主には求められる。
しかも、かなり高度な学習を人々にもたらさなければならない。
だが、その「解法」を丹念に調べてみると「男女の二元論(デュアリズム)」から解いていることが多い。
三位一体(トリニティ)なども可能性はあるが、三人以上の人物は拡散していくため、「狭いゾーン」で
解いていることは間違いない。
本当に「火柱」が上がったら、現場にいる人間は三人程度で、あとは野次馬みたいなものだろう。
あとは「火柱を拡散させる動物」をどれだけメリルとベリルが飼っているかが問われる。
意味に満ちた「現場」の数を少なくするために非常線も引かれる。
野次馬たちが「動物」の影響を受けないようにするためだ。
みんな「今日の晩御飯」を欲しがっている。
そのために「火柱」は拡散せざるを得ない。
事件の頂点は「ひとりの女」でも、下部構造が山ほどできる。
それが「今日の晩御飯」というものだ。
むしろ、「人々に高度な学習をもたらして、下部構造を一気になくしてしまう」ことが、政権が火だるまに
ならないための秘訣だろう。
人間はかなり直感に頼って「沸騰」している。
そこに「別の世界」を提示するのだ。
「保証」「担保」「デュープロセス」などを私は用いたことがあるが、他にも論点は無数にある。
論点がなくなれば「昔の人の知恵」となって復活するだけだ。