0024神も仏も名無しさん
2018/10/09(火) 16:37:58.98ID:naHhPRsAhttps://plaza.rakuten.co.jp/arrestro/diary/201810090001/
この話を聞いて、私は暗澹たる気持ちになった。
大川の霊言集を読み、中原はそこに亡き高橋信次の思想と通い合うものを感じたらしい。
これは決して不思議ではない。
父親の善川三朗が高橋の影響を受けていたし、本人も最初の霊的体験は『心の発見』を読んでいる最中だったと書いている。
霊言集の中にGLAの元信者が、今は亡き教祖と似たものを感じたとしても少しもおかしくない。
そこで中原は「大川隆法というこの霊能力者になら、信次先生の霊が降りるかもしれない」と考えたのである。
歴史に〔もし〕はないという。
しかし、敢えて問おう。
もし中原がそんなふうに考えなかったら、はたして〈幸福の科学〉は生まれただろうか。
亡き高橋の面影を求めて、中原は霊言集の出版元である潮文社を訪ねていく。
何度目かに訪ねたとき、ちょうど『孔子の霊言』の出版のため大川が上京してきていた。
「信次先生のご逝去以来、ようやくの思いで真に心の師となる人を見つけた」
〈幸福の科学〉の発足前後に、中原はよくそう言っていた。
中原幸枝とのこの出会いが、大川隆法に『高橋信次霊言集』を書かせたと私は推測している。
なぜなら潮文社から最後に出たこの霊言集は、それまでの七冊とはあまりにも違っているからである。
まず善川というインタビュアーがいなくなり、大川の……いや霊の独自に変わった。