【虚業教団】高橋信次はなぜ大川陸法に霊言したのか​
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1988年の春、はじめてGLAから正式な抗議文が送られてきた。

内容は「繰り返しニセ信次先生の本を出されては困るから止めてほしい」というものだった。

それを読んだ私たちは「なにがニセ信次だ!」「信次先生の霊が語っておられるのだぞ」と大いに憤慨した。

しかしGLAが抗議するのもあたりまえだろう。

86年12月に 『高橋信次霊言集』を出して以来、大川は 『高橋信次の新復活』87年5月 『高橋信次霊訓集』三巻 87年6月、8月、10月 『高橋信次の天国と地獄』88年1月とたてつづけに高橋の霊が登場する本を出版していた。

それ以降も 『高橋信次の新幸福論』 『高橋信次のUFOと宇宙』二冊88年6月 『高橋信次のユートピア論』88年8月 『高橋信次の大予言』88年9月 『高橋信次の心の革命』88年11月 『高橋信次の愛の讃歌』88年12月と続く。

宗教学者の島田裕巳の調べによれば、その霊言集は16冊になり、大川に降りた回数も70回になるという。

この数は、ほかの霊とくらべて群を抜いて多い。

〈幸福の科学〉を特徴づける最も重要な高級霊なのである。

GLAとしては、当然心中おだやかではない。

亡くなった自分たちの教祖、神とも崇める教団創設者が、こともあろうに何の関係もない他教団に出現し、生前には聞いたこともないような話をしだしたのだから。

GLAというのは〔God Light Association〕の略で、1969年に高橋信次が設立した「大宇宙神光会」を母体とする。