>>121
(14)B男(63歳)は、旅館を経営し、不動産等も多数所有する資 産家であるが、2人の娘が戊教団に入信してしまった。
そのうち、 戊教団は2人の娘を通じてB男に戊教団への入信とお布施を迫るようになったが、B男はこれを拒否していた。

すると戊教団幹部らは、B男を教団施設に拉致して入信させた上で多額のお布施をさせることを企て、2人の娘を含む信者らに指示してB男に薬物を投与して昏睡させて、教団施設に拘束した。

そこでは信者の医 師がB男を「診察」した上で、「脳梗塞」との病名で治療と称し て薬物を投与しながら監禁を続けつつ、教義の習得とお布施を迫 った。

B男は、「信者になったふりをしなければ帰してもらえない」 「このままでは命も狙われかねない」と考え、必死に教義を覚え、 完全に信者になりきったように装い、「1100万円お布施する。 そのために銀行に行って預金をおろす」ことを約束して初めて帰宅を許された。