日本人の多くは、
無意識的にこの普遍的な神を意識している。

日本人には、
神道があるが熱中しない。
陰陽道があるが熱中しない。

仏教があるが熱中しない。

クリスマスを祝うが熱中しない。

あれこれあるが熱中しない。

かといって、粗末にもしない。

程々に習慣や習俗として形式的な宗教儀礼を軽んじる事はなく、
熱中しない。

日本人には神は当たり前に存在している。
神などないと思う人は少ない。

存在するが、
極端に追求もしない。

ただ存在する神を感じながら暮らしている。

お天道様(おてんとうさま)が見ていると教えられて全ての中に神を意識している民族。

脳がそう作られている。

鳥の鳴き声もセミの声も日本人には言語として反応する。
他の民族は雑音として認識されている。
雑踏の音や自動車の過ぎる音と鳥虫が同じ扱い。

日本人には波音は雑音ではなく、
ザブンザブンと海さんの声として認識している。
動作や状態まで擬人化されていて、
全ての世界に擬人化が起きている。
人間の心と人格を自然界にも、人工的に作られた物にさえも心と命を感じて生きている。

だから、
キリスト教が即物的で不気味な嘘に見える。

貴方には真実の神の存在が認識出来ないのか?

貴方には親の愛情や子供への愛情に書物や契約書や律法に照らして、証しがないと信じられないのか?

創造論でも進化論でもどちらが本当でも日本人にはどうでも良い。
今も過去も未来も神様がいるから世界があるんだで完結している。