やがてキリスト教がローマ帝国の国教に定められてからは、「信仰」はまさに別の試練に直面しました。金や権力の都の中では「信仰」は生き延びられなかった。神に頼るしか生きる道のない荒野に自らとどまらなければ。神と自分との間に何も置かない一対一の世界です。