立禅は早朝、自然の中で行うのが良いとされる。
自然の中で土や木々のエネルギーを取り込み、
風を全身で感じ取ることで立禅の効果は高まるとされる。

心を穏やかに保ち呼吸は自然に。
中腰になる。高い椅子に腰掛けるように。
かかとを少し浮かし足親指の付け根に重心をかける。
両手で大きなボールをかかえるように円をつくる。
手の指全体がつながっているような感覚。
頭は天から吊り下げられている感覚。
脚は地面の中に埋まって根を張っている感覚。
自らが中心であることを意識する。
顎は玉を挟むような感覚。
目は軽く開きやや上の方を観る。
意識を遠くに放つ。
耳はわずかな物音にも反応する。
上記の姿勢を20〜30分続ける。
もっとも、下限も上限もないので続けるか否かは個人の判断による。

終了させる場合は急に止めるのではなく、揺りに移行して体をほぐしてから終了させるのが望ましい。

なお、立禅には馬歩勢、半歩勢などがある。