>>116
いい言葉だな
解説みつけた
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1112456591

たしか「2ちゃんねる」発祥の言葉だったと記憶しています。
2ちゃんねるでは以前、外国人旅行者の自転車がなくなったときに、有志が力を合わせて見つけてあげたりという「善行」が行われることがありました。迷い猫探しが行われたこともあります。
いわゆる掲示板の「住人」同士が力を合わせて何かいいことをすることがたまにあるのです。
ところがそういう行為に対して、「イベント気分でやってるだけだろ、自己満足だ、偽善だ」という意見もあったのです。
オフ会(掲示板の参加者が実際に会って親睦を深めること)の延長のような気持ちで、そのような「善行」に参加する人もいたのは事実です。

そういう意見に対して、「たとえそれが偽善でも、自己満足であっても、パソコンの前から善人ぶって人の行為を批判するだけで何もしていないやつよりはましだ」という反論が生まれたのです。

「町中でたばこのポイ捨てをする人に注意した」のようなエピソードが書かれると、すべてのポイ捨て人に注意するわけにはいかないのだから、一度や二度くらいそんなことをしても無駄だ、偽善だという意見が出ることもあります。
「自分も注意したいけど、勇気がなくてできないから、勇気のあるやつをねたんでいるんだろ」のような反論だと必ず感情的なやりとりになってしまいますが、
「やらない善よりやる偽善」ならたった一言で批判を退ける(受け流す)ことがでるので、広く使われるようになったのだと思います。

そんなことしても無駄だ、無意味だ、理想論だ、などの批判は日常生活でもよく聞きますが、それに対しても使えそうですね。なさぬ現実論よりなす理想論、とか。語呂は悪いですが。