0465神も仏も名無しさん
2017/10/21(土) 00:22:12.38ID:PZy9NPD+そうはいっても、救霊代に十五万円も払う心理は理解しにくい。
その疑問に元会員たちが答えてくれた。
「目に見える物質社会とは別のものを求めているにもかかわらず、
僕たちの気持ちの中に、消費社会は溶け込んでいます。
それで、十五万円でも、悪霊を除いてもらえるんだからと、
高いとは思っても、それほど躊躇することなく払ってしまうのです」
深見の本に共鳴し、会員になり、救霊を受け、
深見青山を超能力者だと信じれば、
そのときからお金の続く限り出し続けることになる。
頭がよくなる秘法であれ、美女になれる秘法であれは、
たまた縁結びの秘法であれ、信じた深見青山先生が
授けてくれるのだからと疑うことはしない。
実際、十九人から共通して受ける印象は、
心配になるほど純粋で真面目という感じであった。
コスモメイトが発行しているパンフレットに
『会員のための心得帖シリーズ』がある。
功徳とお金の関係について説明してあるところを要約すると、次のようになる。
「たとえ三百円のお玉串であっても、
必死に祈れば絶大な威力を期待できるものなのです。
しかし、この現代の日本で、本当の意味で貧しい人と
いうものがいるものでしょうか。
どう工面しても三万円、六万円といったお玉串さえ出せない
というほど貧しい人がそれほど大多数を占めているでしょうか。
一応暮らしていけて、それなりの遊興費はとっておいて、
アルバイトする時間もあるけれど何もせず、
それでお玉串にまわす余裕がないと言って、
懸命にお祈りしても、神様は動きません。
だいたいその人の生活レベルでちょっと痛いというくらいの、
一般より少々多めのお玉串をする必要があります。
なぜなら、ゆとりのある方が安いお玉串ですませようと
するのは神様に対する侮辱なのです。」