教祖の寝室

中山恭子さんは告発する。
「先生の部屋に呼ばれていつものようにマッサージを始めると、
急に頭が痛いと言い出して“これは君の想念のせいで、
君と話をしなければ想念がなくならない”と言うんです。
午前二時ごろだっだでしょうか。

同席していた秘書に席を外すように命じ、
一時間したら戻ってくるように言い渡したんです」
二人きりの密室になったところで「君の御霊が傷ついている」
というお決まりのセリフに始まって、過去の男性経験を根掘り
葉掘り聞き出そうとするパターンは、先の川井さんのケースと全く同じ。
寝そべって話を聞いていた教祖様は、やおら布団をめくって手招きをする。
固持する中山さんの態度にシビレを切らした深見氏は、
無理やり彼女の腕を引っ張って、布団に倒れ込んだのだ。
「私が先生の上にかぶさる形で抱きかかえられて、
先生は私の背中を摩(さす)りながら
“僕がこうして慰めてあげれば大丈夫だ”と言うんです。
先生の力はものすごく強くて、抵抗したんですが駄目でした。
それに先生に抵抗すると“キツネが憑(つ)いている”といわれて
地方に左遷されてしまうんです。
コスモメイトにいられなくなる。
キツネ憑きにされると思うと、抵抗できなくて・・・・・。
先生は“男性の肌の温もりを感じて、御霊が喜んでいる。
こういうことを何回かしていれば御霊がきれいになる”と
恋人みたいに囁(ささや)くんです」