大量の土砂・倒木、救助難航 熊本豪雨 1人死亡2人行方不明の津奈木町

7/5(日) 14:16配信毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/f11d075e894bdf7a6129b05bbd7b015241cac72c

熊本県南部の記録的豪雨で土砂崩れが発生し1人が死亡、2人が行方不明になっている同県津奈木町の山田豊隆町長が5日に記者会見し、行方不明者の救助に全力をあげる考えを示した。
同町福浜の現場では警察や消防、自衛隊など200人以上が5日朝も救助活動を続けているが、大量の土砂や倒木が積み重なり難航している。

町によると、住居被害も全半壊5世帯、一部損壊19世帯、床上・床下浸水18世帯に上った。

避難所にはピークの4日朝時点で52世帯100人が身を寄せた。
町は新型コロナウイルスの感染予防のため避難者にマスク着用と検温を求め、3密を避けるため互いの距離も空けるようにしているが、間仕切りに使うパーテーションが不足している。
「感染が怖い」と言って車中で過ごす人もいて、一時15台が敷地内の駐車場に並んだという。

◇町長「車運転していて恐怖」
山田町長は会見で「(雨が強くなった)4日午前2時ごろ、役場に向かうため車を運転していて恐怖を感じた。
5日も雨の予報なので自分の身は自分で守るため避難を呼びかけたい」と話した。

町では被災家屋の片付けや泥のかき出しに人手が必要になるため、町社会福祉協議会がボランティアセンターを開設して近くボランティアの受け入れを始める。【吉川雄策】