2 :不正を許すな:2012/02/06(月) 04:09:1316
二〇〇七年に県警の捜査で押収された一枚の借用書。四課のWという警部が佐藤容疑者から借りた八五〇万円の借用書である。当時Wは監察の調べに対して「俺を逮捕するなら全部ぶちまけてやる」と、逆に警察内部の腐敗の全容を表面化させると居直った。
その結果、Wは処分されるどころか所属を移っただけで栄転した。Wは愛知県警内部の腐敗を知る一人であり、佐藤容疑者のスパイだった。
つい最近まで佐藤容疑者は弘道会とのつながりを全否定していたが、竹内容疑者とともに逮捕されたことで、逆にそのつながりの深さを証明してしまった。
一方のキャバクラ放火殺人事件は、暴力団が要求する用心棒代(みかじめ料)の拒否を続けている風俗業者を脅す目的で放火殺人まで引き起こした。
店を壊した暴力行為で逮捕された六人のうち二人は、近く放火殺人容疑で再逮捕されるだろう。
現行の暴力団対策法からいえば、稲葉地一家は、山口組弘道会の若頭補佐をつとめる幹部組織。犯行に及んだ稲葉地一家の元幹部組員たちは起訴され死刑が求刑される公算が強い。
被害者遺族が稲葉地一家、弘道会、山口組の三者を相手に使用者責任賠償を問うのはその先である。この稲葉地一家と愛知県警の癒着ぶりもまた常軌を逸した関係にあった。