今年4月、神奈川県海老名市の交番で酒に酔って暴れた男性が数人の警察官に取り押さえられた後、死亡した。神奈川県警は10日、警察官2人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。

県警によると今年4月、海老名市の「さがみ野駅前」交番で、酒に酔ったブラジル国籍の男性が暴れだし、警察官の顔を殴るなどしたため、警察官数人が床に押さえつけたが、男性はその後、容体が急変して死亡した。窒息死だった。

その後の捜査で、22歳の巡査が男性の胸を押さえたことが死亡につながった疑いがあるほか、容体急変後に41歳の巡査部長が適切な対応を怠っていたことが分かり、10日、2人を業務上過失致死の疑いで書類送検したという。

県警は「亡くなられた方のご冥福をお祈りします」とコメントしている。

2019年12月10日 15:38 日テレニュース