窃盗の疑い、神奈川県警・巡査「数百万円 借金あった」
 80代の男性からキャッシュカードをだまし取ったとして、神奈川県警の巡査が逮捕された事件で、
巡査が「数百万円の借金があった」と供述していることがわかりました。

 神奈川県警第一交通機動隊の巡査・蕪木紀哉容疑者(24)は、
先月、警察官になりすまして電話をかけた男と共謀し、
「振り込め詐欺の犯人が口座から不正に現金を引き出したと言っている」などとうそを言い、
80代の男性からキャッシュカード2枚をだまし取ったとして、窃盗の疑いで逮捕されました。

 蕪木容疑者はカードをだまし取ったあと、
横浜市のコンビニのATMから現金50万円を引き出していましたが、
その後の捜査関係者への取材で、「パチンコなどで数百万円の借金があった」と供述していることがわかりました。

 神奈川県警は先月を特殊詐欺の撲滅対策強化月間としていて、
「警察官として言語道断の行為です」「厳正に対処いたします」とコメントしています。