モーツァルトの某ソナタ第三楽章を9歳の頃の自分のレベルまで戻すべく少し取り組んでみても、
どう頑張っても無理だと悟った。
多分この2ヶ月間で合計1,000回以上は通して弾いてみたけど、マイベストが小学生の頃より下手。
下手というか論外なのが、まだ暗譜出来てなくて途中で止まって判らなくなると
携帯で「モーツァルト トルコ行進曲 楽譜」で検索して左手の和音を毎回毎回調べている事。
それが3回に1回は起こる(自分で起こしている)。
楽譜を買い直そう・実家の中を探そうとすら思えない曲。
楽譜買ったら負けだと思ってる。
これで、子供の頃に嫌々やらされて到達した最大瞬間風速の再現化について、大人になってからは不可能だと証明できた。
自分で好んで選んだ数々の曲は昔より巧くなっている。
見付からなかった楽譜はメルカリで買い直した。
小犬のワルツなんて3回目で既に小学生の頃を超えた。
小犬のワルツもやらされた曲だけど当時から嫌ではなかった。
義務教育で親や先生が必死に何かをやらせても、大人になってからはほとんど残るものは無く、
残るものを強いて挙げるとすれば嫌な思い出であるから、正直時間とお金の無駄であり、
好きな事を尊重した方が良いと思う。
20年以上経ったから親に
「20年後には良さが解ると言われたけど、20年以上経ってもトルコ行進曲は大嫌いなまま。寧ろ嫌いな想いが加速しただけだし、9歳の頃がピークだった」
と言ったら、何も返信が来なかった。
嫌いなものは大人になっても嫌いなままで上達する事は決してないと、20年以上かけて体を張って証明できただけでもやって良かったと思う。