県警の女性職員にセクハラ行為をしたとして、県警が男性警部補(41)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしていたことが、県警への取材で分かった。処分は11月26日付。男性警部補は同日付で依願退職した。県警は処分を公表していなかった。

 県警によると、男性警部補は警察署に所属。今年4月、同僚らとの私的な飲み会からの帰宅途中、女性職員の体を触るなどのセクハラ行為をした。女性職員が9月に上司に相談して発覚した。

 県警監察課は「再発防止に向け、職員の指導を徹底する」としている。処分を公表しなかったことについて「警察庁の基準を基に、発表事案でないと判断した」とした。