強制わいせつ致傷罪や強盗罪などに問われた長野県警千曲署の元巡査長河原裕介被告(35)は17日、長野地裁(高木順子裁判長)の裁判員裁判初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で「上司との人間関係でのストレスを解消するために事件を繰り返した」と指摘した。弁護側は「反省しており、連絡先がわかる被害者全てと示談が成立した」として情状と量刑を争う姿勢を示した。

 起訴状によると、4月7日、女性を脅して左胸を強くもみ、約2週間のけがを負わせたほか、同月14日、首を押さえるなどして別の女性から下着を奪ったなどとしている。