長野県内の交番に勤務する男性巡査(21)が、交番の同僚から集めた互助会的な「交番費」から約6万円を盗んだとして、県警が減給100分の10(6か月)の懲戒処分にしていたことが22日、県警監察課への取材で分かった。

 処分は昨年12月18日付。巡査は同日付で依願退職した。

 交番費は、勤務する約10人が月1000円程度の金を出し合い、コーヒーや菓子類の購入に充てていた。

 監察課によると、巡査は昨年8〜9月の3回にわたり、保管してあったキャビネットの引き出しから盗んだ。「パチンコなどの遊興費や生活費に使った」と認めているという。