車購入めぐり組幹部に名義貸し 神奈川県公安委が勧告
11/22(金) 17:39配信 産経新聞
 自動車の購入をめぐって暴力団幹部に名義を貸したとして、
神奈川県警暴力団対策課は22日、県公安委員会が県暴力団排除条例に基づき、
県内の土木工事会社に利益供与をしないよう、
また指定暴力団稲川会系組幹部の無職男(45)に利益供与を受けないよう、
それぞれ勧告したと発表した。

 同課によると、暴排条例による勧告は今年に入って9件目。
同社には男と幼なじみである役員の男性(45)がおり、
男性は男から「車がほしいけれど、やくざだから買えない。
名義を貸してほしい」と申し出を受け、平成28年7月中旬ごろ、
正規ディーラーと購入契約を結び、ローンを組んだ。
男性名義の普通自動車は男が使用し、代金も男が支払っていた。
いずれも勧告を受け入れているという。

 同課が組事務所に男性名義の車が出入りしているのを発見し、捜査が進められていた