3人殺傷事件 過去12回の相談
06月21日 18時34分

21日未明、横浜市旭区の集合住宅で家族の男女3人が刃物で切りつけられこのうち61歳の男性が死亡した事件で、容疑者とみられる親戚関係にあった男と家族の間では金銭トラブルになっていて、これまで警察には双方からあわせて12回の相談があったことがわかりました。
警察は、当時の対応についても詳しく調べています。

21日午前1時半ごろ、横浜市旭区の集合住宅で家族3人が刃物で次々と切りつけられ、このうち遠藤孝治さん(61)が首を切られるなどして死亡したほか、64歳の妻と40歳の長男も大けがをするなどしました。
警察によりますと、かつて親戚関係にあった76歳の男が切りつけたとみて捜査していたところ、横浜市金沢区で特徴がよく似た人物がマンションから転落死しているのが見つかったということで、警察は事件を起こした後に自殺したとみて身元の確認を進めています。
また、男と遠藤さん家族との間では数年前から金銭トラブルになっていて、これまで最寄りの警察署などに双方からあわせて12回の相談があったことがわかりました。
この間、男が数回にわたって脅迫めいた手紙を送るなどしましたが、警察は、被害届が出されなかったことから、おととし4月とことし4月に口頭で警告や注意を行うにとどめ、付近のパトロールなどを行ったということです。
警察は相談を受けた当時の対応についても詳しく調べています。