危ない!逃げろ!

カチカチしてる対向のヤツが叫んできた

身体が、動かない。安価なパイプいすに縛られたように動かない自分の身体

逃げなきゃ。ブレーキがかかってないトラックがこっちに来る

ドゴォ!

何mだろうか。自分の身体がパイプ椅子ごと空中に飛んだのがわかる

ひぃ、しぬ!しぬ!

気づけばトラックと壁に挟まれ、身体が圧迫されていた。下半身がどうなっているかわ

怖くて見ていない

遠くを見ればパイプ椅子がぺしゃんこになっている

そしてえらそうにしていた巡回員も何もせずにぼーっと達観している

やっと救急の人がきた。恐る恐る自分の下半身をみてみる

ない。あるのは右手にもっていた数取器だけだ。こんなの、いらない。

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