0105名無しさん
2020/09/15(火) 11:33:15.79ID:W5IaCMcfa続きを書くぜ
ホテルにチェックインしたのは早朝でな
少しは部屋でゆっくりしても
よかったんだが
おばさんとは必要以上に関わるつもりも
なかったんでよ
俺はそそくさと部屋を出て
市内観光に繰り出したぜ
運河の街アムステルダムの交通機関と
言えばトラムと自転車が目立っていたが
まずはトラムに何系統か乗ってみて
車窓から街並みを眺めて回ったぜ
アンネフランクの家や跳ね橋に立ち寄り
午後はスピード狂の現地市民に混ざって
レンタサイクルで縦横無尽に
運河沿いを走り回ったぜ
夜10時を過ぎてようやく暗く
なってきたんでよ
中央駅付近の小さな川沿いの
脇にある一本道に面した歓楽街
にある飾り窓へと足を運んだぜ
薄暗い照明やネオンに照らされた
怪しげな店が川沿いに立ち並んでいてよ
ショーウィンドウ越しに豊満な身体を
これ見よがしにアピールしている
妖艶なランジェリー姿の女が
通り行く男たちを誘惑していたぜ
刺激的ではあったんだがよ
さすがに高校生の俺からすりゃ
どの女もちょっと年上過ぎで
少々怖い感じのする女たちだったんで
諦めかけてはいたんだがよ
1人だけ目が釘付けになるほど
優しそうな顔立ちをしたコーカサス系の
年上の女がいてよ
遠くからしばらくの間様子を眺めて
いたんだがよ
突然カシャって音が聞こえてな
立て続けに
「いい写真が撮れた!」って声が
聞こえてきたぜ