グローバリズムは日米の大企業が主役であった。
だから本来ならはパンデミックに対しても多文化主義に対しても日本は欧米と同じ様な結果になっていた筈である。
実際に日本では満員電車など至る所に過密空間が存在しているのだが、しかし結果は違ったものになった。
日本にはグローバリズムに対して中和し解毒化させる別の文化作用が強力に作動している。
由来は極め古く、日本語と密接に関わりながら発達し、中世では枯山水や芭蕉の俳句などの芸術にまで昇華され、今では空気の様な存在になっている、意味と意味の間に隙間をつくる、間を取る、間を大切にする、中空構造を持つ文化原理である。
その原理が働きグローバリズムで縮められた関係を再度引き離し、適切な距離に持って行く。
そのおかげでコロナに対しても日本人は誰からも強制される事もなく、やるべき事を理解して実行に移した。