隻腕投手アボットが、インタビュー嫌いで有名だったんだが
両腕の無い彼のファンが駆け寄り、自分が野球選手にどうやったら
なれるかといろいろ質問した時、ゲーム後にも関わらず長い時間
その子とコミニケーションを取っていた。

諦めない気持ちや、プロになる厳しさ、決してその子を障害者
として扱った意見はなかった、それどころか常人の数倍の努力が
必要であるとか、自分は片手がないので左右バランスの隔たりの
克服の為にどうしたとか、静かに熱く語っていた。
両腕のない子は、実際器具を使用してコントロールの良い球を
ほおっていたし、すごい努力をしていた。