秋元氏勝利の札幌市長選、自民党内の“亀裂”も浮き彫りに 2015.4.12 21:14
https://www.sankei.com/politics/news/150412/plt1504120046-n1.html
政令市長選で唯一、与野党対決の構図となった札幌市長選では、民主、維新、社民が推薦・支持する
元副市長で新人の秋元克広氏(59)が、自民が推薦する元総務省職員で新人の本間奈々氏(45)らを
破った。だが、無所属新人同士の戦いは、候補者擁立をめぐって生じた自民党内の亀裂も浮き彫りにした。

一時は接戦とも伝えられていたが、投票締め切り直後の午後8時、早々に「秋元氏当確」の一報が伝え
られた。札幌市中央区の後援会事務所で、支持者から拍手と歓声で迎えられた秋元氏は「健全財政と
人を大切にしていく市政をしっかり継承していくとともに、市民と一緒に札幌の町をつくっていきたい」と述べた。

秋元氏の事務所には自民党札幌市支部連合会(札連)元会長の橋本聖子参院議員や森喜朗元首相から
届いた激励メッセージが貼られており、自民支持層の票も一部取り込んだ。

一方、北海道選出の町村信孝衆院議長の強い後押しを受け、4年前の前回選に続いて立候補した本間氏は、
前市長の緊縮財政を「消極的」と批判し、積極財政への転換を訴えたが、前回と同様、支持層を固めきれなかった。