富士見市、「デマンド交通」の実証実験
2017/6/6 7:01

 埼玉県富士見市は8月から、住民の要望に応じてタクシーを運行する「デマンド交通」の実証実験を始める。事前登録
した市民の自宅のほか、駅や病院などの共通乗降場から乗車でき、メーター料金の半額を市が補助する。実験は2018
年1月末までで、新たな地域住民の足として本格導入できるかを検討する。
 利用者は希望日の3日前から乗車直前までに、市内を運行するタクシー会社5社のいずれかに時間や乗車場所、行き
先を予約する。利用できる時間は午前8時半〜午後5時半。共通乗降場は370カ所で、公共福祉施設や商業施設なども
含まれる。
 市内には路線バスなど公共交通機関の空白地域があり、高齢化の進展に備えた近距離移動手段の確保の必要性が
高まっている。市は循環バスの経路や運行本数などの見直しも検討しており、デマンド交通の実証実験の結果とあわせ、
市民の移動実態に即した最適な公共交通のあり方を探る。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB05H7C_V00C17A6L72000/