元神山町議5人に有罪判決03月08日 17時27分ttps://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20190308/8020004182.html
選挙区に住む元議員に現金を渡したとして公職選挙法違反の罪に問われた神山町の元町議会議員5人に、
裁判所は執行猶予がついた有罪判決を言い渡しました。
いずれも元神山町議会議員の▼高橋和男被告(68)、▼細井成富被告(74)、▼相原浩志被告(72)、▼中西富士男被告(61)、
▼樫本雄一被告(70)の5人は、選挙区に住む元議員に現金あわせて50万円を渡したとして、政治家や候補者が
選挙区内の人に寄付することを禁じた公職選挙法違反の罪に問われていました。
判決で徳島地方裁判所の坂本好司裁判長は「議会への信頼を損ない、のちに町政が混乱する発端ともなった点を
見過ごすことはできない」と指摘しました。
その上で高橋被告について「無投票の選挙をもくろんで元議員に寄付を持ちかけ、他の被告にも提案するなど犯行を
主導し、動機は悪質だ」などとして禁錮6か月、執行猶予4年を言い渡しました。
残る4人の被告については「安易に寄付に応じたことは相応の非難に値する」などとして禁錮3か月、執行猶予3年を
言い渡しました。
被告の朝田啓祐弁護士は「5人の被告が判決内容を十分に理解した上で控訴するかしないか決めたい」と話しました。