漱石アンドロイドが市長と面会11月23日 19時01分動画nhk
文豪・夏目漱石の生誕150年を記念して、漱石に似せて作られた人間型ロボット、「漱石アンドロイド」が23日、松山市を訪れ、野志市長と面会しました。
「漱石アンドロイド」は、漱石とゆかりがある二松学舎大学が、大阪大学などの協力で製作した、見た目が漱石そっくりの人間型ロボットです。
23日、漱石が生まれてことしで150年になるのを記念して、漱石が教師として赴任した松山市を訪れ、午前中、野志市長と面会しました。
スーツやネクタイ、革靴を、茶色のトーンでそろえた「漱石アンドロイド」は、野志市長と握手を交わしたあと、「先ほど街を通ってきましたが、私がいた時とはすっかり変わりましたね」と感想を述べました。
このあと、漱石が松山に住んでいたころの話題で盛り上がり、できたばかりの道後温泉本館に入浴した話になると、「漱石アンドロイド」は、道後温泉本館のポスターを指して「今も残されているんですか」と質問する場面もありました。
また、親友の正岡子規が闘病していた話をするときは下を向いて悲しそうな表情を見せていました。
野志市長は、「『漱石アンドロイド』と視線が合うとドキっとしました。市民のみなさんに、生誕150年という伝統と最新技術の融合を感じてもらいたいです」と話していました。
「漱石アンドロイド」は、23日から4日間の日程で松山市に滞在し、高校の授業やデパートのトークショーなどに参加するということです。