仙台弁護士「路上生活者の生活保護 速やかに対応を」
5/22(金) 19:13配信
TBC東北放送
 新型コロナウイルスの影響による失業が問題となる中、仙台弁護士会は22日、
路上生活者から生活保護の申請があった場合速やかに対応することなどを、宮城県
と市町村に求めました。
 22日に声明を出した仙台弁護士会は会見の中で、新型コロナウイルスの影響に
よる失業で今後、路上生活者が増える恐れがあると指摘。県と市町村に対し、路上
生活者から生活保護の申請があった場合には速やかに対応するよう求めています。
弁護士会によりますと路上生活者が福祉事務所に生活保護を申し込んでも自立支援
ホームでの集団生活をすすめ、これを断ると申請を受理しなかったり、ホテルなど
の宿泊にかかる費用を住宅扶助として支出しなかったりするケースが確認されてい
るということです。
 仙台弁護士会は「新型コロナウイルスへの感染の恐れがある中で、路上や集団で
の生活を強いることは健康や生命に重大な危険をもたらしかねない」と指摘しています。