0010ジョン・スミス
2018/11/22(木) 22:05:51.78ID:pugqzsIR‎ ‎俺が優しいからと、調子に乗るな。
‎発言を許す。続けろ」
最初、キョトンとして、無くなった自分の左手部分を眺めていたおっさん。
理解が追いつくのと、痛みが襲いかかるのが同時だったようだ。
絶叫し、転げまわり始めた。
ええっと、英傑だっけ? 何か、誉れ高いのじゃなかったかな?
そんな凄そうな奴と、目の前のおっさんを=イコールで結ぶのはちょっと厳しいぞ。
だがまあ、少しは怒りが和らぐ気がする。
でも、コイツがしんでしまったら、怒りのリバウンドが来そうで怖い。
「ん? 言いたい事があったんじゃ無いのか。
‎その踊りを見せたかったのなら、もう十分だし、終わっていいぞ」
その言葉で、此方を見て、しきりに何か言おうとし始めた。
恐怖と痛みで声が出ないようだ。世話の焼けるおっさんである。
仕方ない。一時だけ痛みを忘れさせてやろう。
おっさんの髪を掴んで顔を上げさせた。
「一度だけ喋らせてやる。言え」
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Rock54: Caution(BBR-MD5:0be20a4887bc3d3353f527d3636c44e3)