インヴェスドクター@Invesdoctor・4月13日
3日前の連載で書いたものですが、「インヴェス煽り過ぎじゃないの?」とレスポンスがあったくらい大阪と大阪以外でまだ温度差がある。N501Y変異は別の病気じゃないかというくらいサイトカインストームが酷い。
「大阪府コロナ第4波は地獄」(医師向けサイト)
内容を少し書いていきます。
「大阪府のコロナ事情が急変しており、エムスリーの会員の皆さんにどうしても届けたいと思いました。軽症中等症病床では、第3波とは異なり40〜50歳台の肺炎例がどんどん入院してきています。とにかく一家全滅パターンが多く、家族内クラスターが未曽有の数になっています」
「小規模なクラスターはスクリーニング対象になっていないため、N501Y変異があるかどうか全例調べられていません。とはいえ、明らかに今までとは景色が違うので、おそらく入院している低酸素血症のあるCOVID-19のほとんどは変異株なのではないかと私は懸念しています。」
「大阪府の病床がこれほど逼迫した理由として、東京都よりも緊急事態宣言緩和が3週間早かったこと、大阪府の新規感染者数の立ち上がりが急峻であったことが挙げられます。COVID-19の感染拡大は、結局ヒトの動きで決まります。強力なロックダウンをすれば新規感染者は減りますが、緩和すれば増えます」
「個人個人が継続的に地道な対策を続ける必要がありますが、徒労感が大きくなってきました。集団ベースで、感染拡大を防ぐことが本当に難しいウイルスであることを改めて認識しています。」
「大阪府のCOVID-19重症者数は右肩上がりに増えていて、4月7日頃から重症病床に「待ち」が発生する状況になってしまいました。」
「大阪府からは、緊急的に、重症患者受入医療機関で計70床、中等症患者受入基幹医療機関で計30床の重症病床を確保するよう要請がありました。同時に、軽症中等症受入医療機関に計350床の増床、二次救急医療機関に救急搬送陽性者をそのまま診きってほしいという要請がありました。」