科学誌「ネイチャー」 日本学術会議の任命見送り 社説に掲載
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201009/k10012656551000.html

国際的な科学誌として知られる「ネイチャー」は、政治と科学の関係性についての社説を掲載し、日本学術会議の会員候補6人が任命されなかったことにも触れながら、

学問の自律性を尊重することの重要性を訴えました。

世界で最も権威のある科学誌の1つとされるイギリスの「ネイチャー」は、
今月8日付けでアメリカのトランプ政権や、大統領選挙が科学に与える影響についての記事を掲載し、「科学と政治の切っても切れない関係」と題する社説を掲載しました。

この中では、学問の自律性と自由を守るという何世紀にもわたって存在してきた原則を、政治家が後退させようとする兆候があるとしたうえで
「気候変動の分野では、多くの政治家が明確な証拠を無視している。
こうしたことは科学的な知見が必要とされる、ほかの公共分野でも見られるようになった」と指摘しました。

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