感染症が核紛争招く危機、核兵器は人間が解決できる 
https://www.tokyo-np.co.jp/article/46415

世界で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、広島と長崎に原爆が投下されてから75年の夏を迎えた。
核兵器禁止条約の年内発効を目指す非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」国際運営委員の川崎哲氏(51)は「感染症や気候変動が新たな対立を生む中で、核の脅威は高まっている」と、

早期の核廃絶の必要性を訴える。

 ―核兵器とともに、気候変動と感染症が人間の脅威になっている。


「20世紀、国々はより強力な兵器を持つことを競い合い、人間を無差別に殺りくする核兵器が大量に作られた。
しかし、今日の問題となっている気候変動や感染症には国境がなく、新たな対立と武力紛争の火種になりうる。
世界にはまだ1万3000発もの核弾頭がある。

核兵器は問題の解決に役立たないどころか、深刻な脅威だ」