電力会社解体と自然エネ推進、分散型社会への道 金子勝さんに聞く
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/630502/

◆日本再生論「分散革命ニューディール」の提案

「今、日本でも多くの人たちが再生可能エネルギーに言及するのは、
経済衰退傾向があるところに新型コロナが来た今の状況を考えると、それしか日本の活路はない、
ということ。かつてなく思い切った政策が必要になっています」

◆競争力落ち、輸出主導の再生困難に

「安倍政権が『成長戦略』として旗を振った原発輸出は軒並み失敗して、
日本の高度成長を引っ張ってきた重電機メーカーはぼろぼろでしょう。
医療機器やセンサー、半導体分野を売却する。
国産ジェット機開発がうまくいかない。
豪華客船も建造に失敗する。
海外の石炭火力建設をめぐって巨額の負債を抱える。

◆人間の基礎的ニーズを満たすネットワーク

◆日本標準の「オープンプラットフォーム」を

◆送配電会社を完全分離し、優先接続

「再生エネが世界で爆発的に普及する中、原発はもはや『社会のお荷物』。
発電をやめたとたんに巨額の不良債権になってしまう。
だから簡単にやめられないのなら、国が公的資金を投入し不良債権処理すればいい。
電力会社に新株を発行させて、国が引き受け、原発は日本原子力発電(日本原電)に委ねて廃炉を進める。
筆頭株主になる国は電力会社と送配電会社を所有権上、完全に切り離すことができますから」