浄化後の水、タンク保管 第一原発敷地拡張 議論へ 政府小委(福島民報)
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2019081066177
>廃炉推進カンパニーの松本純一廃炉推進室長が敷地内でのタンク保管は二〇二二(令和四)年六月にも限界を迎えるとの試算を説明。
(中略)
>小山良太委員(福島大食農学類教授)は三日に第一原発を視察した印象として「敷地を拡張するのが一番いいのではないか」と指摘。中間貯蔵施設用地として環境省が取得した第一原発隣接地の活用を考えるべきと提案した。
>松本氏は小山氏の意見に「環境省と地権者の契約をし直すなどさまざまな調整が必要だ」と否定的見解を示した。閉会後の報道陣の取材に「環境省や経済産業省を巻き込んだ議論が必要だ。敷地外にはみ出すのは不可能ではないが、ハードルが高い」と語った。
(中略)
>東電が敷地全体の状況を示す資料を用意しなかった姿勢に対し、「スペースに余裕があることを隠しているという誤解を生む」との苦言もあった。

「〜でございます」の松本氏ですかお、「『経済的な理由で発電所の安全に関わる対策を取らない』ということはございません」的な断言をよく覚えていますお
( ^ω^)

福島原発告訴団|刑事裁判傍聴記:第23回公判(添田孝史)
「福島も止まったら、経営的にどうなのか、って話でね」('18.7.29)
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/2018/07/72723-200873189-200886.html
>「こんな先延ばしでいいのか」「なんでこんな判断するんだ」
> 2008年8月6日、日本原子力発電(原電)の取締役開発計画室長は、東電の津波対策先送りを聞き、こう発言していた。

福島原発告訴団|刑事裁判傍聴記:第24回公判(添田孝史)
津波対策、いったん経営陣も了承。その後一転先延ばし('18.9.8)
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/2018/09/24.html
>津波対策の先送りを東電が決めた2008年当時、地震対応部署のトップだった山下和彦(やました・かずひこ)氏が検察に供述していた内容が明らかにされた。
(中略)
>いったんは全社的に進めていた津波対策を先送りしたのは、対策に数百億円かかるうえ、対策に着手しようとすれば福島第一原発を何年も停止することを求められる可能性があり、停止による経済的な損失が莫大になるからと説明していた。

福島原発告訴団|刑事裁判傍聴記:第33回公判(添田孝史)
「責任は現場にある」は本当なのか('18.11.4)
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/2018/11/33.html
>津波対策のため防潮堤建設に着手すれば、数年間の運転停止を地元から迫られる経営上のリスクがあった(*1)。原発を止めれば、その間に代替火力の燃料代が数千億円オーダーで余計にかかる(*2)。
>津波対策工事に数年かかるならば、津波対策費用は兆円オーダーに達する可能性もあった。
>その重大なテーマに、勝俣氏が関心を持っていなかったとはとても考えにくい。

福島原発告訴団|刑事裁判傍聴記:第35回公判(添田孝史)
指定弁護士、禁錮5年を求刑('18.12.31)
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/2018/12/35.html
>「御前会議」について、被告人らは「情報共有の会合であり、意思決定の場ではない」と繰り返し否定し続けていたが、実際には「方向性の議論と、その共通の認識を持つ場だった」と元社長が供述していたのだ。

福島原発告訴団|刑事裁判傍聴記:第37回公判(添田孝史)
爆発からちょうど8年目の結審。語らなかった勝俣元会長ら(3月15日)
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/2019/03/37.html
>東電社内での意思決定過程については、第24回公判で読み上げられた山下和彦・新潟県中越沖地震対策センター所長の調書が詳しかった。
(中略)
>宮村弁護士をはじめ、武黒一郎氏や勝俣恒久氏の弁護士は、口をそろえて「信用できない」批判した。
(中略)
>山下調書を裏付ける社内の電子メールや会合議事録などが多く存在する。それにもかかわらず、被告人側の弁護士は、自分たちの主張と矛盾するそれらの証拠については無視し、説明しないままだった。