またゲンダイと言われそうだが


専門家が警鐘「頻発する地震は相模トラフが影響の可能性」 公開日:2019/12/12 06:00 更新日:2019/12/12 06:00 日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/266106

首都圏直下には、北米プレート、その下にフィリピン海プレート、さらにその下に太平洋プレートが入り込んでいます。3つのプレートが交差した、
世界で最も地震のリスクが高い場所です。


最近、関東周辺で頻発している地震には2種類あります。1つは茨城県南部や西部で起きている地震です。

東京湾から房総半島先端にかかる「相模トラフ」のところで北米プレートの下に沈み込むフィリピン海プレートが引き起こしています。

震源の深さ50〜60キロでつながっています。

もう1つは、太平洋プレートが移動することで、北米プレートが歪み、割れている10キロ程度を震源とする地震です。

これが茨城県北部や栃木県で起きています。いずれも内陸直下型地震です。

フィリピン海プレートが相模トラフ付近で北米プレートを刺激すると立川断層をはじめとした地震の引き金になります。さらに相模トラフで
北米プレートが跳ね上がることで、海溝型地震の心配があります。

1923年の大正関東地震(関東大震災)と同じ原理です。相模トラフを刺激することは、立川断層をはじめとした内陸直下型の「南関東直下地震」や
海溝型の「相模トラフ巨大地震」の引き金になる可能性もあります。

先述の関東大震災で一番揺れが激しかったのは、横浜と房総半島の先端です。ただし、津波被害は別で東京の人も警戒しなくてはいけません。

東京湾でプレートが跳ね上がれば、都内も大きな被害を受けます。


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世界で最も地震のリスクが高い場所(C)共同通信社