12月22日に開通 敦賀、原子力災害制圧道路 2018年11月22日 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20181122/CK2018112202000010.html

西川知事は、国や電力事業者の負担金などで原発周辺に整備している「原子力災害制圧道路」のうち、敦賀半島の県道竹波立石縄間(のうま)線
(敦賀市明神町−立石間、六百二十メートル)が十二月二十二日に開通すると発表した。県は五路線六区間の制圧道路を整備中だが、開通は初めて。

開通するのは日本原子力発電敦賀原発の東隣から、敦賀半島北端の立石地区に向かう区間で、歩道付きの二車線道路。

現在は海岸に沿って曲がりくねった一・五キロの区間だが、新たに掘削したトンネルで短縮する。住民五十人や民宿を訪れる客の往来が安全になり、
敦賀原発で事故があった場合の迅速な避難や事故対応にも役立てる。事業費二十億円は電力事業者が負担した。

このほか、関西電力美浜原発に続く佐田竹波敦賀線(美浜町佐田−竹波間、五・一キロ)のうち佐田−菅浜の二・一キロと、関電高浜原発がある
内浦半島の音海中津海線(高浜町音海−小黒飯間、一・六キロ)は来年三月までに開通する見通しになった。

 (今井智文)