諏訪之瀬島で爆発的噴火!飛び散る噴石700m 夜には「火映」現象も…鹿児島県 2018年11月09日 17時30分 @ハザードラボ
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諏訪之瀬島の火映現象(今年3月28日に気象庁の火山監視カメラが撮影)

気象庁によると、鹿児島県南方沖の諏訪之瀬(すわのせ)島で9日未明、爆発的噴火が発生した。噴火に伴って、大きな噴石が弾道を描いて
飛散するようすも確認されている。

鹿児島県の南端から130キロほど離れた口永良部(くちのえらぶ)島と奄美大島の間にある諏訪之瀬島の中央には、標高796メートルの
御岳(おたけ)がそびえる。

9日午前4時28分ごろに発生した爆発では、上空を厚く雲が覆っていたため、噴煙の高さは確認できなかったが、御岳火口から噴出した
大きな噴石が、南側の斜面700メートル地点に到達したのが確認されたという。

また夜間には、火口内のマグマが上空の雲に反射して赤く輝いて見える火映現象も観測されている。気象庁によると、諏訪之瀬島で
爆発的噴火が発生したのは、今年6月2日以来、約5カ月ぶりで、今後も噴火が発生する可能性があるとして、警戒レベル「2」を発令して、
火口周辺への立ち入りを禁止している。

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火山活動が活発化している口永良部島にも近い(海上保安庁提供)

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上空から見た諏訪之瀬島御岳火口(海上保安庁が2014年1月に撮影)