インドネシアのアナック・クラカタウ 噴火49回!活動激化で警戒範囲拡大 2018年08月03日 14時25分@ハザードラボ
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インドネシアのスマトラ島とジャワ島の間で激しい噴火活動を続けるアナック・クラカタウでは2日、爆発的噴火が49回発生した。

同国エネルギー鉱物資源省は、警戒範囲区域を火山の半径1キロから2キロに拡大すると発表した。

今年6月20日の爆発以来、活発な火山活動を続けているアナック・クラカタウ島。標高は海抜505メートルの火山だが、2日に相次いだ噴火では、
火口上空200メートルまで噴煙が上がり、これに伴って火山性地震が約30秒間続いた。

夜間には火口からあふれ出す溶岩が幾筋ものオレンジ色の流れとなって山肌を転がり落ちるようすが近隣の島からもはっきり見える。

日本と同様、プレートが沈み込んでできたインドネシアには、世界の火山の16%に相当する130近い活火山がそびえ、現在も活発に活動している。

そのなかでも、1928年に誕生したアナック・クラカタウは比較的若い火山として、スンダ海峡の島々をめぐる観光船の間では人気のスポットだが、
今後、さらに活動が激化し、噴石が飛散するおそれもあるとして、火山から半径2キロ以内への立ち入りが禁止された。

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3日未明のアナック・クラカタウ山(Sutopo Purwo Nugroho)

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ハザードラボで報告する火山以外にも、たくさんの活火山があるインドネシア。127の活火山がそびえるという(MAGMA Indonesia)